列伝

★ 江戸時代に活躍した代表的な近江商人!

松居久左衛門

■ 松居久左衛門(まついきゅうざえもん)

〈星久(ほしきゅう)・3代目1770〜1855〉

 五個荘商人。神崎郡位田村の生まれ。農業のかたわら生糸・綿布・麻布類を全国に行商し、やがて江戸・京都に出店。日常の生活は質素倹約に徹し「奢れる者必ず久しからず」を信条としましたが、有事には出費をおしまず社会奉仕に尽力。商標の商標は天秤棒を肩にかつぎ朝星夜星を仰いで働くの意味でした。晩年、遊見(ゆうけん)と号しました。

高田善右衛門

■ 高田善右衛門(たかだぜんえもん)

〈初代1793〜1868〉

 五個荘商人。神崎郡北庄村の富裕な家の末子として生まれる。早くから独立を志し、17歳で僅かな元手で山路の険しい紀州に行商。この地方で必要な商品を調査して販路を拡大。のち麻布などを関東で販売し、京都にも出店。常に天秤棒を肩に旅する姿は戦前の国定教科書に刻苦精励を信条とする近江商人の典型として紹介。

肖像なし

■ 飯田新七(いいだしんひち)

〈高島屋(たかしまや)・初代1803〜74〉

 高島商人。越前敦賀の出身で、京都の呉服屋に奉公中、その勤勉ぶりから高島出身の米屋飯田家の養子に。家業を呉服商にかえ、高島屋の屋号で他店よりも早朝から店を開け、「おかげにてやすうり」を合言葉に確実な商品を安価で販売。多くの信用を得て、今日の百貨店高島屋の基礎を築きました。

近江商人博物館

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